2007年8月14日火曜日

キルビル

タランティーノ監督の有名作品。
ん~、分かるんだけど、分からない。
まあ一言で言うと好みじゃない。

レミーの美味しいレストラン

映画館に行きました。
面白かったです。
最後も幸せそうでとてもほっこりした気持ちになりました。

妄想代理人

今敏監督のテレビアニメ。
この監督は、今一番面白いアニメ監督ではなかろうか。
本当に大好きだ。

オープニングで完全にノックアウト。
ネットで見ると、やはりこのオープニングは評判がいいらしい。
『パプリカ』も音楽がってもいいと思ったけど、
平沢進という人が今敏監督タッグを組んでいるらしい。
宮崎駿と久石譲みたいなものかしら。

ゆれる

面白い。
先に原作を読んで、たいていそういう映画は楽しめないんだけど、
これはすごい。

兄と弟。
どちらが悪とかではない。
「ゆれる」。
なんてしっくりするタイトルだろう。

最後のシーンの兄の表情。
どちらにでも取れる。
許したのか、許さなかったのか。

オダギリジョーの役は好きになれなかったけど、
オダギリジョーは好きになった。
いい役者だなと思う。

文章力のなさが悔しい。
もっと、いろいろ感じたし、語りたいのだけど、言葉にならない。

王と鳥

スタジオジブリプレゼンツのアニメ映画。
フランスかな?
ちょっと半分寝ながら見ちゃってもったいなかったんやけど、
感想は「駿、パクりすぎ(笑)」。
少なくとも『未来少年コナン』と『カリオストロの城』で、
同じシーンというか、モチーフというか、参考にした箇所が見られた。
まあ、本人もそこら辺は認めているみたいですけど。

俺たちの疾走 樋口明雄

ちょいと縁のある作家さん。
なんか角川映画っぽい。
『ぼくらの7日間戦争』とかそんなイメージ。

高校生2人が自衛隊の戦車を強奪して海を目指す。
目的地が海っていうのは気に入った。
『ノッキンオンヘブンズドア』を思い出した。

ただ、作中で2人は「キレる若者とは違う」って何度も言われていたけど、
どこが違うのかもっとはっきり書いてほしかった。
読んでいる限りでは、よくわからなかった。

人柱はミイラと出会う 石持浅海

好きな作家。
いかにクローズドサークル(雪の山荘・孤島)を合理的に描くかを追求している。
どれも、ただの推理ではなく、説得力のある人物が描かれていて、いつも楽しく読んでいる。

これは連作短編集で、初めてのクローズドサークル以外じゃないかな。
日本の伝統に基づくウソ風習をもっともらしく書いている。
最後のウソイースターのオチが良かった。

シャングリ・ラ 池上永一

結構評判いいので、読んでみた。
以前も図書館で借りてみたけど、結局読まずに返した。

いや、楽しく読めた。
突っ込みどころは満載だけど、多分そーゆー作品ではなんだと思う。
あんまり好きな表現ではないけど「まんがみたい」だった。
まあ、荒唐無稽で、大暴れ。
主人公はうざいけど、周りの暴走が面白い。

クビツリハイスクール 西尾維新

大人気作家の3作目。
もはや意味不明か?
私はさっぱりついていけない。
まだ『ブギーポップ』シリーズの方が数倍好きだ。

クビシメロマンチスト 西尾維新

大人気作家の2作目。
ん~、ただのライトノベル?
確かに文章は凄いと思うけど。

で、私の大好きな京極作品と何が違うのかと考えてみると、
主人公への感情移入かな。
確かに京極作品もキャラクター小説だと思うけど、
語り部は普通だ。
この「いーちゃん」はなんかうざい。
普通なのか天才なのか。
まあ、これを読む限り天才系なんだろうけど、ぐちぐち言って何が言いたいかようわからんし。

鹿男あをによし 万城目学

前作『鴨川ホルモー』は大傑作。
私も叫びたくなった。ってか叫んだ。
今回もなかなかの快作。

とぼけた鹿のキャラがいい。
最後のキスシーンはなんか余分だった気がしないでも。

俺が俺に殺されて 蒼井上鷹

新しい。この試みは凄いと思う。
最後に書いてあったけど、ミステリーの重要な役割をすべて一人の人間に請け負わせるという異色作。
なんか、この人追いかけているけど、次はどうしようかなあ。

ブレイクスルートライアル 伊園旬

このミス大賞受賞作。
スマートで面白かった。
お洒落な小説。
ラストもよかった。
続編があったら面白いかも~。
今回のキャラを総出演で。
相当難しそうだけど。。。

悪夢のエレベーター 木下半太

ドラマ化されて話題になった作品。
たまたま深夜にそれを見てたんだけど、面白かった。
読んでみたら、ドラマ部分は1章だけだった。
さらに、5章(?)以降がネットに公開されている。
もともとブログ小説だったらしい。
読みやすいし、面白いんだろうけど、私が求めているものは多分この本にはないんだと思った。

ミサイルマン 平山夢明

前作の『独白するユニバーサル横メカニカル』がこのミス第1位。
確かに面白かったけど、気持ち悪い。
痛い。読んでいて顔がゆがむ。
これも一緒。
あんまりこのジャンルは読まないので、比較は出来ないんだけど、
かなりレベルは高いんじゃないかしら。
でも、次読むかどうかは微妙かな。

一瞬の風になれ 佐藤多佳子

本屋大賞受賞作。
これまでの、『博士の愛した数式』『東京タワー』は大傑作だったけど、
これはそこまでのレベルではなかったかなあ。
よくある話だし、高校三年間の部活に懸ける少年なら、
マンガでもっと名作がある。
『タッチ』『帯をぎゅっとね』などなど。

6時間後に君は死ぬ 高野和明

おもしろかった。
でも、タイムスリップものとか予言ものって難しいですよね。
次回作に期待。

ラッシュライフ 伊坂幸太郎

何度目か分からないくらいの再読。
はじめて読んだ時の衝撃はすごかった。
伊坂ワールドにはまるきっかけとなった作品でもある。
それでも、改めて読んでみると、伊坂作品の中では少し格が落ちるのかな、と思う。
最後のシーンがめちゃくちゃいいのと黒沢がかっこよすぎる。

果断~隠蔽捜査2~ 今野敏

いやあ、あいかわらず面白い。
このシリーズは最高ですね。
こんなキャリアばっかりなら日本の警察はもっとよくなるんだろうね。
いやあ、かっこいい。

うる星やつら2~ビューティフルドリーマー~

押井守の名を世に知らしめた問題作。
確かに、すごかったけど、衝撃度は20年経って薄れたのかなあ。
メガネが気に入った。

凍りのくじら 辻村深月

泣きそうになった。
再読だけど。
電車じゃなかったら、号泣やったかも。
これで3冊目。

でも、この作品を読者を選びそう。
主人公の理帆子に感情移入出来る人って、
勉強できるヤツしか無理じゃないかなあ。
批判も多そう。