再読。
映画化されて、文庫が売れているらしい。
一回目読んだときは、帯で私の好きな作家さん(伊坂幸太郎、横山秀夫、?)
が褒めていたので、期待が大きすぎたのかもしれない。
2007年12月12日水曜日
2007年8月14日火曜日
俺たちの疾走 樋口明雄
ちょいと縁のある作家さん。
なんか角川映画っぽい。
『ぼくらの7日間戦争』とかそんなイメージ。
高校生2人が自衛隊の戦車を強奪して海を目指す。
目的地が海っていうのは気に入った。
『ノッキンオンヘブンズドア』を思い出した。
ただ、作中で2人は「キレる若者とは違う」って何度も言われていたけど、
どこが違うのかもっとはっきり書いてほしかった。
読んでいる限りでは、よくわからなかった。
なんか角川映画っぽい。
『ぼくらの7日間戦争』とかそんなイメージ。
高校生2人が自衛隊の戦車を強奪して海を目指す。
目的地が海っていうのは気に入った。
『ノッキンオンヘブンズドア』を思い出した。
ただ、作中で2人は「キレる若者とは違う」って何度も言われていたけど、
どこが違うのかもっとはっきり書いてほしかった。
読んでいる限りでは、よくわからなかった。
人柱はミイラと出会う 石持浅海
好きな作家。
いかにクローズドサークル(雪の山荘・孤島)を合理的に描くかを追求している。
どれも、ただの推理ではなく、説得力のある人物が描かれていて、いつも楽しく読んでいる。
これは連作短編集で、初めてのクローズドサークル以外じゃないかな。
日本の伝統に基づくウソ風習をもっともらしく書いている。
最後のウソイースターのオチが良かった。
いかにクローズドサークル(雪の山荘・孤島)を合理的に描くかを追求している。
どれも、ただの推理ではなく、説得力のある人物が描かれていて、いつも楽しく読んでいる。
これは連作短編集で、初めてのクローズドサークル以外じゃないかな。
日本の伝統に基づくウソ風習をもっともらしく書いている。
最後のウソイースターのオチが良かった。
シャングリ・ラ 池上永一
結構評判いいので、読んでみた。
以前も図書館で借りてみたけど、結局読まずに返した。
いや、楽しく読めた。
突っ込みどころは満載だけど、多分そーゆー作品ではなんだと思う。
あんまり好きな表現ではないけど「まんがみたい」だった。
まあ、荒唐無稽で、大暴れ。
主人公はうざいけど、周りの暴走が面白い。
以前も図書館で借りてみたけど、結局読まずに返した。
いや、楽しく読めた。
突っ込みどころは満載だけど、多分そーゆー作品ではなんだと思う。
あんまり好きな表現ではないけど「まんがみたい」だった。
まあ、荒唐無稽で、大暴れ。
主人公はうざいけど、周りの暴走が面白い。
クビシメロマンチスト 西尾維新
大人気作家の2作目。
ん~、ただのライトノベル?
確かに文章は凄いと思うけど。
で、私の大好きな京極作品と何が違うのかと考えてみると、
主人公への感情移入かな。
確かに京極作品もキャラクター小説だと思うけど、
語り部は普通だ。
この「いーちゃん」はなんかうざい。
普通なのか天才なのか。
まあ、これを読む限り天才系なんだろうけど、ぐちぐち言って何が言いたいかようわからんし。
ん~、ただのライトノベル?
確かに文章は凄いと思うけど。
で、私の大好きな京極作品と何が違うのかと考えてみると、
主人公への感情移入かな。
確かに京極作品もキャラクター小説だと思うけど、
語り部は普通だ。
この「いーちゃん」はなんかうざい。
普通なのか天才なのか。
まあ、これを読む限り天才系なんだろうけど、ぐちぐち言って何が言いたいかようわからんし。
俺が俺に殺されて 蒼井上鷹
新しい。この試みは凄いと思う。
最後に書いてあったけど、ミステリーの重要な役割をすべて一人の人間に請け負わせるという異色作。
なんか、この人追いかけているけど、次はどうしようかなあ。
最後に書いてあったけど、ミステリーの重要な役割をすべて一人の人間に請け負わせるという異色作。
なんか、この人追いかけているけど、次はどうしようかなあ。
悪夢のエレベーター 木下半太
ドラマ化されて話題になった作品。
たまたま深夜にそれを見てたんだけど、面白かった。
読んでみたら、ドラマ部分は1章だけだった。
さらに、5章(?)以降がネットに公開されている。
もともとブログ小説だったらしい。
読みやすいし、面白いんだろうけど、私が求めているものは多分この本にはないんだと思った。
たまたま深夜にそれを見てたんだけど、面白かった。
読んでみたら、ドラマ部分は1章だけだった。
さらに、5章(?)以降がネットに公開されている。
もともとブログ小説だったらしい。
読みやすいし、面白いんだろうけど、私が求めているものは多分この本にはないんだと思った。
ミサイルマン 平山夢明
前作の『独白するユニバーサル横メカニカル』がこのミス第1位。
確かに面白かったけど、気持ち悪い。
痛い。読んでいて顔がゆがむ。
これも一緒。
あんまりこのジャンルは読まないので、比較は出来ないんだけど、
かなりレベルは高いんじゃないかしら。
でも、次読むかどうかは微妙かな。
確かに面白かったけど、気持ち悪い。
痛い。読んでいて顔がゆがむ。
これも一緒。
あんまりこのジャンルは読まないので、比較は出来ないんだけど、
かなりレベルは高いんじゃないかしら。
でも、次読むかどうかは微妙かな。
一瞬の風になれ 佐藤多佳子
本屋大賞受賞作。
これまでの、『博士の愛した数式』『東京タワー』は大傑作だったけど、
これはそこまでのレベルではなかったかなあ。
よくある話だし、高校三年間の部活に懸ける少年なら、
マンガでもっと名作がある。
『タッチ』『帯をぎゅっとね』などなど。
これまでの、『博士の愛した数式』『東京タワー』は大傑作だったけど、
これはそこまでのレベルではなかったかなあ。
よくある話だし、高校三年間の部活に懸ける少年なら、
マンガでもっと名作がある。
『タッチ』『帯をぎゅっとね』などなど。
ラッシュライフ 伊坂幸太郎
何度目か分からないくらいの再読。
はじめて読んだ時の衝撃はすごかった。
伊坂ワールドにはまるきっかけとなった作品でもある。
それでも、改めて読んでみると、伊坂作品の中では少し格が落ちるのかな、と思う。
最後のシーンがめちゃくちゃいいのと黒沢がかっこよすぎる。
はじめて読んだ時の衝撃はすごかった。
伊坂ワールドにはまるきっかけとなった作品でもある。
それでも、改めて読んでみると、伊坂作品の中では少し格が落ちるのかな、と思う。
最後のシーンがめちゃくちゃいいのと黒沢がかっこよすぎる。
凍りのくじら 辻村深月
泣きそうになった。
再読だけど。
電車じゃなかったら、号泣やったかも。
これで3冊目。
でも、この作品を読者を選びそう。
主人公の理帆子に感情移入出来る人って、
勉強できるヤツしか無理じゃないかなあ。
批判も多そう。
再読だけど。
電車じゃなかったら、号泣やったかも。
これで3冊目。
でも、この作品を読者を選びそう。
主人公の理帆子に感情移入出来る人って、
勉強できるヤツしか無理じゃないかなあ。
批判も多そう。
2007年7月12日木曜日
2007年6月18日月曜日
笑の大学
三谷幸喜の良さがイマイチわからない。
昔見た『ラジオの時間』とか尾もしかったと思ったけど、
『有頂天ホテル』はあんまりだったし、これもそこほどではなかった。
言いたいことは分かるけど、最後の赤紙云々、生きて帰って来い云々はいらないんじゃないかなあ。
そんな、テーマ的なことを声を大にして言う映画はすきじゃあない。
見終わった後、読み終わった後に、ほのかに胸に残る感じがちょうどいいと思う。
まあ、途中のギャグとかは面白かったけど。
役所さんがズラをかぶって『猿股失礼』を繰り返すところとか。
でも、今日見たのにそれくらいしか印象に残ってないしねえ。
一度も笑ったことのない警察官が爆笑する程魅力的な台本には見えなかったしねえ。
まあ、初めてそういうものに触れたから、ってのもあるんでしょうけど。
昔見た『ラジオの時間』とか尾もしかったと思ったけど、
『有頂天ホテル』はあんまりだったし、これもそこほどではなかった。
言いたいことは分かるけど、最後の赤紙云々、生きて帰って来い云々はいらないんじゃないかなあ。
そんな、テーマ的なことを声を大にして言う映画はすきじゃあない。
見終わった後、読み終わった後に、ほのかに胸に残る感じがちょうどいいと思う。
まあ、途中のギャグとかは面白かったけど。
役所さんがズラをかぶって『猿股失礼』を繰り返すところとか。
でも、今日見たのにそれくらいしか印象に残ってないしねえ。
一度も笑ったことのない警察官が爆笑する程魅力的な台本には見えなかったしねえ。
まあ、初めてそういうものに触れたから、ってのもあるんでしょうけど。
壬生義士伝
すごく好きな映画だったので、二回目を見ました。
そしたら、いまいちでした;^^。
なんでだろう。
一回目見たときは、本当に面白くて、切腹前のシーンは珍しく泣きそうだったのに。
やっぱりあれかな。
三宅さんの役の人の不合理さかな。
南部藩のために、主人公の吉村を切腹させたくせに、
その後ぶち切れて、朝廷に牙をむいて、結局賊軍にされちゃってんの。
だったら、初めから切腹さすなよな、って思う。
いや、友達と一国を天秤にかけたのはよくわかるし、しょうがない決断だと思うよ。
でも、じゃあそれを貫いて欲しいわけよ。
自分で切腹命じといて、おにぎり食わずに死んだからってぶち切れて藩つぶしちゃだめでしょう。
中谷美紀さんとかこの映画で始めて存在を認知して、キレイな女優さんやなあって思ったのに。
主人公との対比たとってもよくて、感動したのに。
でも、全然醜女じゃないのに、あれはひどいよねえ。
醜女設定を生かすなら、他の女優さんでいいじゃないの。
そしたら、いまいちでした;^^。
なんでだろう。
一回目見たときは、本当に面白くて、切腹前のシーンは珍しく泣きそうだったのに。
やっぱりあれかな。
三宅さんの役の人の不合理さかな。
南部藩のために、主人公の吉村を切腹させたくせに、
その後ぶち切れて、朝廷に牙をむいて、結局賊軍にされちゃってんの。
だったら、初めから切腹さすなよな、って思う。
いや、友達と一国を天秤にかけたのはよくわかるし、しょうがない決断だと思うよ。
でも、じゃあそれを貫いて欲しいわけよ。
自分で切腹命じといて、おにぎり食わずに死んだからってぶち切れて藩つぶしちゃだめでしょう。
中谷美紀さんとかこの映画で始めて存在を認知して、キレイな女優さんやなあって思ったのに。
主人公との対比たとってもよくて、感動したのに。
でも、全然醜女じゃないのに、あれはひどいよねえ。
醜女設定を生かすなら、他の女優さんでいいじゃないの。
2007年6月10日日曜日
時をかける少女
面白かった!
映像と音楽のリズムがとても楽しかった。
ストーリーにはSF的に納得できないところもあったけど、
まあ、そういうところを楽しむんじゃなくて、
高校生の女の子の成長や恋愛を楽しむ映画だと思うので、
しょうがない。
いやあ、楽しかった。
映像と音楽のリズムがとても楽しかった。
ストーリーにはSF的に納得できないところもあったけど、
まあ、そういうところを楽しむんじゃなくて、
高校生の女の子の成長や恋愛を楽しむ映画だと思うので、
しょうがない。
いやあ、楽しかった。
時をかける少女 通常版 | |
筒井康隆 細田守 仲里依紗 角川エンタテインメント 2007-04-20 売り上げランキング : 178 Amazonで詳しく見るby G-Tools |
クライム 樋口明雄(角川春樹事務所)
『このミステリがすごい2006』に載っていた作品。
あれでランクインされている本格モノ以外はたいがい読むようにしてます。
読んだあと、改めて確認したらやっぱりランクは下のほうだった。
前半の山にいくまでの話は、どっかで読んだことある話。
馳星周やら大沢在昌やらに似ているように感じた。
もともとこの人らの作品の面白さがよくわからないけど、
やっぱり相当劣るように感じた。
ご都合主義というか、不自然な流れも目に付いた。
それでも後半の山でのシーンはそこそこ面白かった。
男二人の友情とかには弱いのです。
だからこそ山小屋の美女は出さないで欲しかったなあ。
出す必然性がないと思うし、特に魅力的なキャラクターでもなかった。
読み終わってプロフィールを見たら、なるほど山の専門家らしい。
確かに山のシーンは説得力があった。
少なくともノワールの部分よりは。
多少の親しみも感じる作家さんだし、
もっと山に特化した作品を呼んでみようと思った。
得点は50点くらいかなぁ。
あれでランクインされている本格モノ以外はたいがい読むようにしてます。
読んだあと、改めて確認したらやっぱりランクは下のほうだった。
前半の山にいくまでの話は、どっかで読んだことある話。
馳星周やら大沢在昌やらに似ているように感じた。
もともとこの人らの作品の面白さがよくわからないけど、
やっぱり相当劣るように感じた。
ご都合主義というか、不自然な流れも目に付いた。
それでも後半の山でのシーンはそこそこ面白かった。
男二人の友情とかには弱いのです。
だからこそ山小屋の美女は出さないで欲しかったなあ。
出す必然性がないと思うし、特に魅力的なキャラクターでもなかった。
読み終わってプロフィールを見たら、なるほど山の専門家らしい。
確かに山のシーンは説得力があった。
少なくともノワールの部分よりは。
多少の親しみも感じる作家さんだし、
もっと山に特化した作品を呼んでみようと思った。
得点は50点くらいかなぁ。
クライム | |
樋口 明雄 角川春樹事務所 2006-08 売り上げランキング : 512731 Amazonで詳しく見るby G-Tools |
2007年5月30日水曜日
むかしのはなし 三浦しをん (幻冬社)
最近、流行のしをんさん。
話題の本は面白いに違いない、というミーハーで手を出しつつある作家さんです。
これが3作目くらいかな。
でも、よくわからん……。
やっぱり文学は苦手だわ。
きっと、これが分からん人は駄目なんだろうなー、と思いました。
短編集やけど、どこかしらで繋がっているという、「伊坂・京極方式」(勝手に名づけました)なんやけど、無理でした。
個々の話で「ほほう」と思えるやつもあったんやけど、通して読むと、ようわからん。
文学は苦手ですなあ。
いつか村上春樹や大江健三郎を「めっちゃ面白い!」と思える日が来るんだろうか。
昔ある人に言われたのが「文学を分からんやつは幸せに生きてきたやつだ」というものだった。
確かに彼に比べたら、私なんか平凡にのほほんと幸せに生きてきたと思う。
やっぱりあかんのかなあ、文学。
あ、ちなみに一話目を読んで、昔新宿の紀伊国屋で立ち読みしたなあってのを思い出した。
その時は、途中で挫折したんやけど、今回最後まで読めてよかった。
曲がりなりにも感想を言おうと思ったら、少なくとも完読しなければ言う権利はないと思っているので。
話題の本は面白いに違いない、というミーハーで手を出しつつある作家さんです。
これが3作目くらいかな。
でも、よくわからん……。
やっぱり文学は苦手だわ。
きっと、これが分からん人は駄目なんだろうなー、と思いました。
短編集やけど、どこかしらで繋がっているという、「伊坂・京極方式」(勝手に名づけました)なんやけど、無理でした。
個々の話で「ほほう」と思えるやつもあったんやけど、通して読むと、ようわからん。
文学は苦手ですなあ。
いつか村上春樹や大江健三郎を「めっちゃ面白い!」と思える日が来るんだろうか。
昔ある人に言われたのが「文学を分からんやつは幸せに生きてきたやつだ」というものだった。
確かに彼に比べたら、私なんか平凡にのほほんと幸せに生きてきたと思う。
やっぱりあかんのかなあ、文学。
あ、ちなみに一話目を読んで、昔新宿の紀伊国屋で立ち読みしたなあってのを思い出した。
その時は、途中で挫折したんやけど、今回最後まで読めてよかった。
曲がりなりにも感想を言おうと思ったら、少なくとも完読しなければ言う権利はないと思っているので。
むかしのはなし | |
三浦 しをん 幻冬舎 2005-02-25 売り上げランキング : 220527 Amazonで詳しく見るby G-Tools |
2007年5月27日日曜日
ゆれる 西川美和 (ポプラ社)
怖かった。
でも、よかった。
兄弟モノにはとても弱い。
二組の兄弟が登場し、葛藤が描かれている。
映画の宣伝を見て、面白そうだと思ったので、先に本を読んでみた。
決して好きな作品とは言えそうにないが、とても面白かった。
最後の兄弟の関係がよかった。
ネタバレになるが、ラストがよかった。
弟は兄との関係を修復しようと走る。兄はそれを受け入れない。
読んでいる途中で、まさかハッピィエンド!?と不安になったが、
予想を裏切らないラストだった。
でも、よかった。
兄弟モノにはとても弱い。
二組の兄弟が登場し、葛藤が描かれている。
映画の宣伝を見て、面白そうだと思ったので、先に本を読んでみた。
決して好きな作品とは言えそうにないが、とても面白かった。
最後の兄弟の関係がよかった。
ネタバレになるが、ラストがよかった。
弟は兄との関係を修復しようと走る。兄はそれを受け入れない。
読んでいる途中で、まさかハッピィエンド!?と不安になったが、
予想を裏切らないラストだった。
ゆれる | |
西川 美和 ポプラ社 2006-06 売り上げランキング : 61170 Amazonで詳しく見るby G-Tools |
2007年5月20日日曜日
千年樹 荻原浩 (集英社)
『明日の記憶』で大ブレイクした荻原さんの新作です。
この人の作品も全部読んでいます。
基本的に気に入った作家さんの本は制覇するようにしていますね。
一番面白いと思ったのは『あの日にドライブ』ですかね。
『千年樹』は一本のくすのきの周辺で起こった出来事を描いた連作短編集でした。
なかなかゾッとする話も多く、怖かったです。
中に、恋人を待ち続ける話があるのですが、オチが相当怖かったです。
幽霊や怪物が出てくる話よりも、こういう人間の精神の怖さの方が好きですね。
いやあ、本当に怖かったです。他にも背中がぞわぞわするような怖い話が多かったです。
点数は65点でしょうか。
辛すぎですかね。
この人の作品も全部読んでいます。
基本的に気に入った作家さんの本は制覇するようにしていますね。
一番面白いと思ったのは『あの日にドライブ』ですかね。
『千年樹』は一本のくすのきの周辺で起こった出来事を描いた連作短編集でした。
なかなかゾッとする話も多く、怖かったです。
中に、恋人を待ち続ける話があるのですが、オチが相当怖かったです。
幽霊や怪物が出てくる話よりも、こういう人間の精神の怖さの方が好きですね。
いやあ、本当に怖かったです。他にも背中がぞわぞわするような怖い話が多かったです。
点数は65点でしょうか。
辛すぎですかね。
千年樹 | |
荻原 浩 集英社 2007-03 売り上げランキング : 833 Amazonで詳しく見るby G-Tools |
2007年5月18日金曜日
クジラの彼 有川浩 (角川書店)
記念すべき一冊目が有川浩さんのこの本です。
新宿の紀伊国屋で立ち読みした『海の底』がとっても面白くて、彼女の作品は全部読みました。
全部読んだ結果、一番面白かったのが『海の底』だったのが軽くショックでしたが、それでも新刊が出るたびに追いかけてます。とても、読みやすいし、好きな作家さんの一人かなと思います。
恋愛小説はぜんぜん好きではないけど、自衛隊と絡んだこの短編集は、大変楽しめました。大変失礼ですが、今後の基準のために点数をつけると、65点かな。結構低いかな?いや、でも本当におもしろかったですよ。特に、『海の底』の番外編であの3人にまた会えたのがよかったです。
この中で一番面白かったのは、「ロールアウト」です。男のトイレに対する考えが、なるほどねーと納得できるものだったし、あんまり上品な恋愛モノにはむずがゆくなってくる私にはトイレが舞台のこんな作品がちょうどいいです。
新宿の紀伊国屋で立ち読みした『海の底』がとっても面白くて、彼女の作品は全部読みました。
全部読んだ結果、一番面白かったのが『海の底』だったのが軽くショックでしたが、それでも新刊が出るたびに追いかけてます。とても、読みやすいし、好きな作家さんの一人かなと思います。
恋愛小説はぜんぜん好きではないけど、自衛隊と絡んだこの短編集は、大変楽しめました。大変失礼ですが、今後の基準のために点数をつけると、65点かな。結構低いかな?いや、でも本当におもしろかったですよ。特に、『海の底』の番外編であの3人にまた会えたのがよかったです。
この中で一番面白かったのは、「ロールアウト」です。男のトイレに対する考えが、なるほどねーと納得できるものだったし、あんまり上品な恋愛モノにはむずがゆくなってくる私にはトイレが舞台のこんな作品がちょうどいいです。
クジラの彼 | |
有川 浩 角川書店 2007-02 売り上げランキング : 88205 Amazonで詳しく見るby G-Tools |
登録:
投稿 (Atom)